今日のひと言（その53）time には a がつく、つかない？

前回（今日のひと言　その52）では part of ～ に a がつくか、つかないかについてお話ししました。

その際、次をお伝えしました。

・基本的に part 単独で使われるときには、a はつかない。
・但し、形容詞で修飾される場合は a が付く。

今回は、time について考えてみます。

有名な格言、「時は金なり」をなんと言いましたか。

そう、Time is money. です。

したがって、人に「時間がある？」と訊きたいときには、次のように言えば良いですね。

Do you have time to help me?  「手を貸してくれる時間がありますか」

このように time ＝ 時間　は不可算名詞で、通常は a がつきません。

それでは次のように言いたいとき、英語でなんといったらよいでしょうか。。

◎昨日友人と楽しい時間を過ごしました。

そうです、楽しい時間を過ごす = have a good time を使えば良いですね。

◎I had a good time with a friend of mine yesterday.

あれ、これには a がついています。

どうやら time にも part と同じ法則が当てはまるようです。

（前回の、今日のひと言（その52）を参照）

つまり、時間として使う場合には、time は抽象的なものであり、数えられないので a は付きません。

しかし、楽しい時間や素晴らしい時間というように形容詞（good とか great など）で表される時間はひとつの具体的なまとまった時間になるので a good time, a great time となると考えれば良いのです。

話のついでに、次の質問です。

次の英文の意味を答えてください。

◎Do you have the time?

はい、答です↓
↓
↓
↓
↓
↓
◎何時か分かりますか。

the time となると特定の時間を意味します。