つぎの日本語を英語にして下さい。

締め切りに間に合わないんじゃないかと思う。

こういう状況はよく起こります。万が一、仕事を頼まれてから、こういう懸念が起こったら、早めに相手につたえることです。

ここで「懸念がある」と言いましたが、問題文の「~と思う」というのは、「懸念している」、「心配している」という意味ですね。

こう言う場合は、単に I think というよりは、

I’m afraid (that) ~

と始めるのがよいです。相手も、それを聞くと、なにか心配事があるのだなと予測することができます。

またこの言い方は、断定ではないので、「~でないかと心配する」というニュアンスまで出すことができます。

次に、締め切りは deadline と言います。

ここまでくると、あとは「間に合わない」をどう表現できるかがポイントになります。

 

「間に合わない」という表現は、一種の形容詞にもとれる表現ですが、ここ数回で書いている通り、形容詞で表すのでなくて、動詞で、それも1語で表現したいというのがこのところのテーマでした。

これを英語では動詞1語で表現できるのです。それも中学生でも知っている単語なのです。

加えて、否定形を使わずに「間に合わない」を表します。

 

さあ、ここで、冒頭の問題に戻ります。

締め切りに間に合わないんじゃないかと思う。

◎I’m afraid I will  (          )  the deadline.

カッコ内には、動詞が1語入ります。

さあ何を入れたら良いでしょうか。

その答えは、







はい、答えを言いますよ。

◎I’m afraid I will miss the deadline.

音声読み上げを聴いてみたい方は次からどうぞ。

I’m afraid I will miss the deadline.

どうでしょうか。すぐに思い浮かんだでしょうか。

この miss は、「~を恋しく思う」という意味でよく使われます。

  • I’ll miss her forever.  (彼女のことは一生忘れない。)
  • I’ll miss you.  (お別れすると寂しくなります。)

それ以外に、今回の紹介のように、「(機会などを)逃す、見逃す」、「(会議などを)欠席する」、「仕事などを)休む」、「(不注意などで~を)見落とす、聞き漏らす、理解できない」という意味を覚えておくと便利です。

すこし例文を挙げてみましょう。

  • I haven’t missed a class of English this year.  (今年は英語の授業をまだ一度も欠席していない。)
  • You can’t miss it. (見落とすことはないです。すぐに分かりますよ。)

ちなみに、締め切りに間に合うという場合は、

meet the deadline

と言えば良いでしょう。

今回は、「間に合わない」に使える miss についてお話ししました。

なお、miss については、以前にも取り上げたことがあります。次からご覧下さい。

今日のひと言(その43)「分かってないな!」を四語英語で

 

 

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