町の様子はこんな感じです。(きれいで整った高級住宅街です)。駅から歩いて7、8分ほど(ちなみにフラットから徒歩でも30分以内に行ける距離)のところに、世界一有名な横断歩道があります。
そうです。ビートルズの真似をして横断歩道を渡るのです。これは、ビートルズの名アルバム、Abbey Roadジャケットの印象深いシーンなのです。
No Entry
Members of the public are not permitted access to the car park.
(立入禁止 一般の方の駐車場への立入はご遠慮下さい)
との看板が柵に貼られています。そこで、隣接するショップで、記念にパーカー(フーディ)を買いました。Abbey Road Studioのロゴが入っています。45ポンド(約7,500円)で、まあリーズナブルなお値段です。
スイスコテージ駅前で号外を受け取りました。ボリス・ジョンソン首相辞任の電撃ニュース。2022年訪英中の七夕に、彼が辞任したことを忘れないでしょう。
新聞の見出しには、
SAD BORIS QUITS
「悲しきボリス、辞任」、見開きのページには
Boris lashes out at ‘Westminster herd’
とあります。これは、
「ボリスは、議会の群れに怒りをぶちまける」
というような意味でしょうか。ウエストミンスターというのは英国議会のことです。herd はよく動物の群れに使われる言葉です。これには皮肉が込められているのでしょう。
ボクは今回の辞任は英国にとって損失だと思いました。
コロナ禍中にパーティを開いたとか、嘘をついたとか、男性へのセクハラを働いた幹部をかばったとか、たしかに彼に非難を向けることの正当性は否定できないでしょう。
しかし政治というのは結果で判断されるべきですし、2019年に選挙で大勝利を納め、ブレグジットを推進し、コロナを克服し、プーチンに挑戦しウクライナへの全面的支援を進めていた道半ばで、足元を掬われたことは返す返すも残念な気がするのです。
ボリスはおそらくチャーチルのような豪腕政治を目指していたはずです。清濁併せのむタイプでした。
ボリスの著書、『ザ・チャーチル・ファクター』を読むと、いかにチャーチルが偉大な政治家だったかがよく分かります。
ボリスも英国を再び復権させるための構想ももっていたはずです。
ちまちましたスキャンダルを鬼の首を取ったように振りかざしいい子ぶって政敵を追い落としても、結果を出せない政治家は国にとってマイナスだというのがボクの意見です。
(なお、いろいろな意見があるでしょうから、これはボクの意見であり、このことで論争をするつもりはありません)。
(つづく)
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