2016年4月11日

 What makes a pudding a pudding?

一見この英文は間違いかと。いや正しい。硬く言えば、「何がプディングをして、正式なプディングならしめるのか」という意味です。

今週のリスニング講座で英国における pudding と称される食べ物には実に多様な種類があることを学びました。英国ではデザート全般を pudding と呼びますが、例えばアイスクリームは pudding ではありませんが、コースの最後に、pudding の一部として供されます。その他にも英国には pudding の名前がついた食べ物がたくさんあります。

写真の順番に、それぞれの pudding の名称です。

1. Rice Pudding, 2. Christmas Pudding (or Plum Pudding),
3. Yorkshire Pudding, 4. Black Pudding, 5. Suet Pudding,
6. Custard Cake, 7. Blancmange

(6,7の写真は省略)

日本語のプリンは英語でプディングというのはよく知られています。しかし、6番は通常、 Caramel Custard とよばれるようです。カスタードは卵ベース、7番のブラマンジュはスターチベースのお菓子。

4番の Black Pudding は昨年12月にイギリス旅行したときに、朝食に出てきて、なんじゃこれと思ったものです。実は豚の血を固めたもので、ヘンリー8世の大好物だったのだとか。5番の suet とは豚脂のこと。

元々、pudding は古いフランス語とラテン語でソーセージを意味することから、英国において pudding を冠する一部の食物の名称の元になっています。

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