花嫁が白いウエディングドレスを着るって誰が決めたのでしょう。ヴィクトリア朝(1837-1901)以前は、単に一張羅を着ていただけでした。というより余裕がなかったというのが真実かもしれません。

ヴィクトリア女王が着た衣装が白一色だったのも、実はレースを施した衣装にしたかっただけで、当時は、白が純粋さと純潔を象徴するものと考えられていたわけではなかったそうです。

しかしたくさんの人がヴィクトリア女王の結婚写真や絵を見て、それがきっかけとなって白いドレスが流行し始めました。

ちょうど19世紀は大衆向け新聞紙が生まれた時期で、女性向け雑誌も刊行され白いドレスを推奨したのでした。同時に産業革命によって、女性が結婚用の特別なドレスを入手することが容易になったという要因も見逃せません。

The idea of the Victorian wedding dress as the standard is, oddly enough, something that came about in the second half of the 20th century. Celebrities adopted itーthink Grace Kellyーand everyone wanted to be her.

<ヴィクトリア時代のウエディングドレスがスタンダードだなんて、奇妙な話で、実はそれが標準になるのは20世紀後半になってからのことなんです。有名人たちがこぞってヴィクトリア調の衣装を採り入れました。グレース・ケリーの姿を思ってね。それで大衆が彼女にあやかろうと続いたわけよ。>

写真:
右上: ハリー王子との挙式でメーガンさんのウエディングドレス姿
左下: 時計回りで、1. エリザベス女王とフィリップ殿下 2.グレースケリー王妃 3.ウイリアム王子とケートさん 4.ダイアナ妃 5.ヴィクトリア女王とアルバート公

 

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