Longevity  寿命

いよいよ40週に突入しました。月に一回の科学もので、人間の寿命について学びました。

人間の寿命は延びています。今日本で生まれる子どもの2人に一人は107歳まで生きるとのこと。喜ばしいことですが、それは一体どういう根拠に基づくものでしょうか。

The latest data show that a child born in Japan today has more than a 50 percent chance of living to be 107 years old. By the end of this century it won’t be unusual to meet a centenarian.

<最新のデータによれば、今の日本で生まれた子供は50パーセント以上の確率で107歳まで生きると言われる。21世紀の終わりには100歳以上のひとに出会うのは珍しいことでなくなるだろう。>

さて肝心の人間の老化と死のメカニズムは次の通りとのことです。

On the ends of chromosome in our cells are caps called telomeres. Each time a cell divides, the cap gets smaller, until eventually the cell is unable to divide any more. At this point the cell dies, and when too many cells die, tissues and organs degenerate, the body can’t function properly, and the person dies.

<人間の細胞にある染色体の先端にはテロメアというキャップがある。細胞が分裂するたびにそのキャップは小さくなる。やがてもうそれ以上細胞分裂ができなくなってしまう。その時点で細胞は死ぬ。そういう風にしてあまりにもたくさんの細胞が死滅すると、組織や臓器は機能が低下して体が正常に働かなくなって、人は死んでしまう。>

つまりはすごく単純化すると、人間は細胞分裂ができなくなると死んでしまうということ。確かに赤ん坊や子どもがどんどん大きくなるのは細胞分裂そのものですよね。

The tantalizing idea is that if you can extend the length of the telomere, you can stave off the aging process. This has been done in mice. Can it be done in humans? We don’t know yetーbut many scientists are investigating.

<興味を掻き立てられるアイデアがあって、もしテロメアの長さをのばすことができたら、老化の進行をとめることができる。すでにマウスでは成功している。人間には有効か。それはまだわからない。しかし多くの科学者が研究中だ。>

人間が100歳を超えることがめずらしくなくなる時代もそう遠くないのかも知れません。そうなれば人生観も変わってくるのでしょうか。

1+