四文字熟語は聞いたがことがありますが、さて、四語英語とはなんでしょう。

これは僕の造語です。(笑)

昔中東のクウェートに駐在していたときのことです。取引先のアラブ人と再会したときに言われた場面を有り有りと覚えています。彼はこう言い放ったのです。

Long time no see!  (ずいぶん久しぶりだなぁ!)

思わず笑い出しました。こんな言い方もあるのだと意表を突かれるとともに半ば感心したからです。もう30年以上もたつのに覚えているのですから、それだけインパクトの強い、記憶に残る表現と言えます。

調べてみると、くだけたコミカルな言い方で、文法的には正しくないが、元々は中国語の「好久不見」をそのまま英語に置き換えたことから発生した言い方との説があります。でも英語の辞書には載っていますし、親しい間柄で、ちょっとおどけた感じで言うのにはうってつけの表現かもしれません。

このように四語で言うと、短くてパンチが効いて、記憶に残る表現ができます。

そこで見つけたのが次の表現です。

Better late than never!

どういう意味でしょうか。

これを文法的に正確に書くと次のようになります。

It’s better to be late than never to start doing.

要すれば「なにもしないことより遅くともやることのほうがベターである」、つまり「実行するに遅すぎることはない」という意味になります。

でも、これをたどたどしく、つっかえながら言うよりもひと言で、Better late than never! と言うのがかっこよくないですか。覚えやすいですしね。

 

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