古い歌です。でも草の香りのするような歌声を聴いていると、懐かしくて涙がこみ上げてきそうな気持ちに襲われます。

Jim Croce (ジム・クロウチ)は南フィラデルフィアに生まれ、若いときから様々な職業につきながら、全米各地のクラブをドサ回りして歌で生計がたてられるようになったのは25歳になってからでした。

29歳になってようやくレコード会社と契約を結びメジャーデビューを果たします。多くのファンを獲得しつつ名声を得ようとしたその矢先の、1973年9月20日、30歳の若さで飛行機事故によりこの世を去ります。

それは、奇しくも大ヒットとなる I Got A Name (「オレは名声を得た」の意)のレコードがリリースされる前日のことでした。

そうした事実を重ねてみると、つぎの歌詞には感慨深いものがあります。

「人生が俺を追い越さないように」 so life won’t pass me by

 

そんな彼の歌を聴いてみてください。

 

Like the pine trees lining the winding road 曲がりくねった道に沿って列ぶ松の木のように
I’ve got a name 俺には名前がある
I’ve got a name 名前がある
Like the singing bird and the croaking toad 歌を唄う鳥やゲコゲコ泣いている蛙のように
I’ve got a name 俺には名前がある
I’ve got a name 名前がある
And I carry it with me like my daddy did 親父がそうだったように 俺は名前を背負う
But I’m living the dream that he kept hid 親父は隠していたけれど 俺には夢がある
Moving me down the highway ハイウェイを前に進んでいく
Rolling me down the highway 前に進んでいく
Moving ahead so life won’t pass me by 人生が俺を追い越さないように
Like the North wind whistling down the sky 北風が空を駆け抜ける 音をたてながら
I’ve got a song 俺には歌がある
I’ve got a song 歌がある
Like the whip-poor-will and the babies crying 夜鷹や赤ん坊が泣くように
I’ve got a song 俺には歌がある
I’ve got a song 歌がある
And I carry it with me and I sing it proud 俺は歌を背負って 誇りを持って歌い上げる
If it gets me nowhere, I’ll go there proud どこにたどり着こうとも 俺は誇らしく行くのさ
Moving me down the highway ハイウェイを前に進んでいく
Rolling me down the highway 前に進んでいく
Moving ahead so life won’t pass me by 人生が俺を追い越さないように
And I’m gonna go there free 自由気ままに 俺はそこに行く
Like the fool I am and I’ll always be 馬鹿みたいに そしてこれからも
I’ve got a dream 俺には夢がある
I’ve got a dream 夢がある
They can change their minds but they can’t change me ひとは考えを変える でも俺の考えは変えられない
I’ve got a dream 俺には夢がある
I’ve got a dream 夢がある
I know I could share it if you want me to 君が望むなら夢を一緒にみることができる
If you’re going my way I’ll go with you 君が同じ道を歩むなら 俺も一緒に行こう
Moving me down the highway ハイウェイを前に進んでいく
Rolling me down the highway 前に進んでいく
Moving ahead so life won’t pass me by 人生が俺を追い越さないように
Moving me down the highway ハイウェイを前に進んでいく
Rolling me down the highway 前に進んでいく
Moving ahead so life won’t pass me by 人生が俺を追い越さないように
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