前回のリスニング講座(その31)で英国式朝食のひとつに fried bread (焼きパン)と記載したところ、読者から質問がありました。

「パン、Fried bread というのですか?英国の言い回しなのでしょうか。なんとなくtoastを使ってしまいそうです。」

そこでよく調べたところ、fried bread は次のような説明がありました。

Fried bread is a slice of bread which is fried. A full English breakfast will often include fried bread fried in oil, butter, lard, or bacon drippings.

要すれば油やバター、ラード、あるいはベーコンを炒めた時に出る油で炒めたパンということです。

 

 

ところで fried という言葉には注意が必要です。日本語では「フライ」と言えば「油で揚げる」ことですが、英語では必ずしも油の中に浸して揚げることだけを意味しているわけではありません。むしろ、どちらかと言えば「炒める」感じで使われることが多いようです。例えば目玉焼きは fried egg, チャーハン, 焼きそばは fried rice, fried noodle ですからね。(ソテー(仏: sauté)、つまり平たいフライパンに少量の油を用いて高温で火を加える調理法に近いでしょうか。)

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