会社に入って貿易の業務をするようになって、多用する便利な言葉が confirm (確認する)でした。おそらく中学では出てこないかと思いますが、日常的に使われる言葉です。例えば、昔は出張や旅行で海外に行ったときには、寄港地で次に乗る飛行機の予約を reconfirm (再確認する)ことが必須でした。例えば次のように。

Could you reconfirm my flight reservation for London?
<ロンドン行きの航空券の予約を再確認してくださいますか。>

これを怠ると予約が取り消されることがありました。

ただし、一般的な話として、日本語の「確認する」という言葉を英訳するときには、少し注意が必要です。たとえば次の文章です。

「ドアに鍵がかかっているか、確認してください」

この場合の「確認する」は confirm でしょうか。いいえ。この確認する行為は、単に「チェックする、点検する」ということです。従ってこれは、check を使えば良いのです。

Please check if the door is locked.

英語で confirm とは、「その事実があることを確認する」という意味です。例えば次のような場合です。

We intend to confirm if it is true or not.
<我々はそれが正しいか否かを確認するつもりです。>

従って、「確認する」という日本が出てきたら、それは「点検する」ことなのか、その場合は、check とし、あるいは「そういう事実関係があることを確かに認識する」ことなのか、その場合は confirm を使う、と仕分けて考えたらよいと思います。

5+