娘がベルギーのインテリア通販業者から写真のようなメールが入ったのだけれど、「中あな」でとりあげたらいいんじゃないかと連絡してくれました。いい娘です。
たしかに広告はいかにお客にアピールするか工夫をこらしていますので、英語の勉強にもってこいです。
それではこのインテリア通販業者はなにを訴えているのか、みていきましょう。
You are no longer on our mailing list…and we are truly sad to see you go!
<あなたは顧客のメーリングリストから外れようとしていますが、あなたが去ってしまうのを見るのはほんとに悲しいです。>
もう期限が来てこのまま放っておくとメールが届かなくなりますよという状況を伝えながら、それを見るのは「本当に悲しい」と情に訴えます。すべて現在形で表していて非常にすっきりした印象を与えます。
In case you still want to get inspired by amazing interior pictures, invitations for events, workshops and more, then be sure confirm below: Yes, keep me posted
<これからも目を見張るインテリアの写真、イベントやワークショップなどへのお誘いによって元気になりたいのなら、下の確認をしない手はないですよ。はい、引き続きメールを希望する。>
get inspired by~ は「~によって息を吹き込まれる」という意味ですが、しゃれた表現ですね。
ちなみにホンダの車でインスパイアというモデルがありましたね。 inspire の反対語は expire で「期限が切れる、失効する」という意味です。
It would be a shame not to confirm, because it would mean we meet for the last time.
<もし確認がなかったらとしたら残念ですが、それは最後の最後にお会いできると言うことです。>
この a shame を「恥」と誤解しないでください。確かに Shame on you! とは「恥を知れ」という最大級の侮辱言葉ですが、日常で It’s a shame. というのは「そりゃ残念」という軽い気持ちの表現です。
ここでは最悪、購読継続を確認しなくてもきっと将来お会いすることがあるでしょうと言っているわけです。さらっとしたお別れの言葉でもあります。
Should you want to re-subscribe in the future, click the link below: Re-subscibe for our newsletter
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このように Should を文頭に出すのはかなり文語的な表現で、もし~ならばという仮定を述べています。
- 投稿タグ
- a shame, get inspired by, shame, メーリングリスト, 残念
「残念です」は、I am sorry to hear that〜.という表現と今回の a shameでは、気持ちとして shame のほうが軽いということですか?
It’s a shame. は I’m sorry to hear that~ に比べて、より口語的だと思います。一方、I’m sorry の方は会話でも使えますが、ビジネスレターでも使えるきちんとした表現です。
ありがとうございます。よくわかりました。