会ったときの挨拶、「お会いしてうれしいです」は、Nice to meet you. とか、Very glad to see you. と言うのが普通です。では、別れるときにはなんと言ったらよいでしょうか。次の文章を英語にしてください。
◎お会いできてよかったです。

ずばり、回答です。
◎Nice meeting you.

同じ日の、ひとつの出会いで
(1) 会ったときに、Nice to meet you.
(2) 別れるときに、Nice meeting you.
と言って、それぞれの場面で使い分ければよいのです。

似た表現なのに、なぜそうなるのでしょうか。
(1)の不定詞 to meet you の表現は、これから起こること(今から会うこと)、(2)の 動名詞 meeting you の表現には、過去から現在まで起こったこと(会ったこと)を示唆するニュアンスがあるからです。従い、(1)は会ったとき、(2)は別れるときに使うのです。さらに付け加えれば、それぞれの文は、
(1) (It is) nice to meet you.
(2) (It was) nice meeting you.
のカッコ内を略した言い方をしています。

但し、別れてから手紙やメールを書く場合、「(前回、例えば先週の月曜日)お会いできてよかった」は過去形+不定詞を使って、次のように表現するのが普通です。
It was nice to meet you last Monday.

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